民泊清掃って大変なんです




こんにちは、wakameです。

今日は「第9回大阪マラソン」があり、交通規制によって自転車移動が大変な一日でした(;’∀’)

そんな今日に限って民泊のチェックアウトが 9件
そのうち5件は清掃スタッフにお願いし、4件は夫婦で清掃を頑張りました。

民泊とホテルの清掃の違い

ホテルと民泊の清掃の違いの代表的なものを挙げてみました。

  • ホテルは毎日清掃、民泊はチェックイン前・チェックアウト後のみの清掃
  • ホテルはキッチンがない、民泊はキッチンがある
  • ホテルの床は絨毯、民泊の床はフローリング
  • ベッドシーツのクオリティ

ホテルは毎日清掃、民泊はチェックイン前・チェックアウト後のみの清掃

初めて民泊を予約したゲストがこれを理解してないことが多々あります。
民泊では基本的に、ゲストがチェックインしてからチェックアウトするまでの間、ホストが室内に入る事はありません。民泊とホテルの一番の相違点はそこだと思います。

ホテルはキッチンがない、民泊はキッチンがある

民泊は一般の家なので、基本的にキッチンがあります。だからホテルでなく民泊を選択するというゲストも多くいらっしゃいます。

この「キッチンがある」という事がホテルより清掃作業の手間が掛かる一つの理由です。お皿やコップ、鍋などを洗う作業・キッチン排水溝の掃除が割と曲者です。

電気ケトルにジュースをいれて沸かしたり、お米を炊いたり、ラーメンを作ったりした日にはもう、一発で電気ケトルが壊れます。電気ケトルを鍋と勘違いしているのか、それとも「ケトル」と認識した上で他人の物で挑戦しているのか、真意はわかりません。

ホテルの床は絨毯、民泊の床はフローリング

これが一番大変なんです。
ホテルのような絨毯だと、基本土足なので汚れは気になりません。
しかし、民泊は普通の家。土足の文化がある国の方はフローリングに土足で入ります。だからチェックアウト後はフローリングについた汚れを落とす事が大変です。

「フローリングワイパーで拭けば簡単でしょ?」と思うかもしれませんが、そんな物で落ちるような汚れではありません。だから、雑巾を持って全部の床を這いつくばって指でガリガリしながら汚れをとっています。

他にも、髪の毛が一本でも落ちていたら目立ちます。絨毯だと全然わかりませんが、白っぽいフローリングの床だとすぐにわかります。だからwakameは清掃の最後の仕上げにもフローリングに「コロコロ」を使って髪の毛に対して細心の注意を払っています。

ベッドシーツのクオリティ

民泊はホテルにかないません。
ホテルリネンを注文するとなると、1セット(掛けカバー・敷きカバー・枕カバー)あたり200円以上します。ホテルと違い、ベッドの数が多い民泊だとそれが3セット分はかかります。
なので、多くの民泊では、各自が洗濯機でシーツを洗濯し、コインランドリーで乾燥仕上げをします。クリーニング店が洗濯をするのとは違うので、どんなに洗濯をしても小さなシミがシーツに付いていることがあります。しかし、あくまでホテルよりも安い民泊なので、それで十分だとwakameは思っています。(汚くて当たり前という意味ではなく、努力できる最大限を発揮してゲストに満足してもらえればいいという事です。)

ゲストの質が低下してきている

数年前と比べて明らかに変わってきている事・・・
それはゲストの質の低下です。正直、チェックアウト後の室内を見て「さっきまで人間が住んでたとは思えない部屋」への遭遇率が高くなってきました。

免税店が増え、個人輸入業者(?)の宿泊が増えた事によって汚部屋が増えたように思います。

今日の汚部屋(閲覧注意)↓

室内

ベッドシーツの汚れ

ゴミの山

フローリングにタバコの吸い殻と灰

トイレに食べ物のゴミ

腐ったタピオカミルクティーとゴミ

この写真を見てどう思いますか?
他人の家を借りて(民泊の定義)、この状態で出ていく人間性を疑います。

民泊ではゲストから清掃料金を頂いています。
だから、ゴミが多い事に問題はありません。髪の毛がたくさんあっても問題ありません。それは私たちが処理するべき事なので。

し・か・し・・

ハウスルールで禁止されている事や、通常の宿泊で発生する以上の汚れはゲスト自信で処理すべき事です。他人の家を借りているのですから・・

このゲストの場合、室内で禁止している喫煙をベッドで行い、フローリングを焦がし、吸い殻も捨てていました。
そして、ヘアカラーをしたため、お風呂や洗面、電気スイッチなどにカラーリング剤が付着して変色していたり、ベッドシーツにもヘアカラー剤が大量に付着していた為、ベッドシーツを廃棄しました。

このレベルの汚部屋に遭遇する確率・・「30%」

かなり増えました。

このゲストではないのですが、つい最近、トイレの壁に大量の汚物が付着していた事もありました。もう意味が分かりません。

毎日、チェックアウト後の室内に入る瞬間は一番ドキドキします。

以上、民泊清掃の近況報告でした!